【ドイツ】2014.06.10 発表
ドイツ連邦環境省は、ペルーのアマゾン地域で実施される熱帯林保護プロジェクトに約500万ユーロを拠出することを公表した。ペルーの熱帯雨林の規模は世界4位であり、生物多様性の維持や気候保護において重要な役割を果たしている。ペルーの熱帯雨林の約15%には、自給自足を営んでいる現地住民の集落がある。これらの集落の多くが貧困状態にあり、森林伐採の増加から、生態系や動植物、現地で生活している人々の生息空間の多くが脅かされている。熱帯雨林をより保護するために、ペルー環境省は、現地住民の集落を森林保護の戦略的パートナーにする革新的なアプローチを開発した。これは、生活空間の熱帯雨林を保護する集落には気候保護と生物多様性保護への貢献に対する金銭的補償が支払われるもの。これらの支援により、集落は長期的な発展に投資することができる。プロジェクトは、国際気候保護イニシアティブの枠組みで実施され、ペルー環境省と地域の行政機関・環境事務所を支援しており、これらの組織は、補償支払のためのガイドラインと手法を策定し、必要となるキャパシティ・ビルディングを構築する。【ドイツ連邦環境省】
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