【国連】2013.12.02 発表
国連環境計画(UNEP)下の「アフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定」(AEWA)事務局は、2013年11月29日、エジプトおよびリビアにおける鳥類のカスミ網猟に関する調整会合をドイツのボンで開催した。エジプトとリビアでは、渡り鳥の捕獲が増加しており、特に広大な地中海沿岸の地域におけるカスミ網による狩猟は、ヨーロッパからアフリカへ渡る無数の渡り鳥に影響を及ぼす国際的な関心事項として保護団体やメディアに繰り返し取り上げられている。今回の会合は、両国におけるこうした捕獲問題に関する最新情報を検討し、地中海沿岸における捕鳥に関する行動計画に合意することを目的としたもので、ドイツ連邦環境省(BMU)からの資金提供を受けて実現した。会合には、両国の政府・非政府双方の関連部門をはじめ、NGO、「移動性野生動物種の保全に関する条約」(ボン条約・CMS)およびAEWAの科学機関や関連する作業グループの議長などが参加した。【国連環境計画】
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