国連環境計画は、途上国や新興国の革新的な社会・環境事業を表彰する2013年SEED賞の受賞者34団体を発表した。
　今年は昨年と同様にアフリカが重視され、同地域のグリーン経済促進事業（EU等が支援）の下で活動する、エチオピア、モロッコ、モザンビーク、ナミビア等の20団体のほか、フランダース地域政府（ベルギー）の支援事業による南アフリカ2州の団体がアフリカ賞部門を受賞。また、気候変動の緩和・適応に取組む社会環境事業を対象とする低炭素賞部門では、カーシェアリングを奨励するウェブサイト事業（ベトナム）など10団体、ジェンダー平等と女性の地位向上を目指す事業を対象とするジェンダー平等賞部門では、農村の女性を訓練・雇用して行う、種子を植え込んだ100％生分解性の皿の生産（コロンビア）など2団体が選ばれた。
　今回の募集には、85ヶ国から企業やNGO、女性・青年グループ、労働団体、公共機関等の共同事業が応募した。受賞者には、各事業に合わせた支援、他の支援機関や技術援助へのアクセス、賞金5000ドルが合わせて提供される。【国連環境計画】