【イギリス】2013.04.25 発表
水素燃料電池による電気自動車(FCEV)を推進するイギリスの官民プロジェクト「UKH2モビリティ」が、プロジェクト第1フェーズの結果報告書を発表した。報告書は、2030年のイギリス国内の水素燃料電池車は150万台以上と予測しており、マイケル・ファロン大臣(ビジネス・エネルギー担当)は、「燃料電池車がイギリスの新たな経済機会とエネルギー多様化、炭素排出削減を前進させることが示された」と歓迎の意を表明した。
「UKH2モビリティ」プロジェクトはイギリスにおける燃料電池車の可能性を評価し、燃料電池車と水素燃料補給インフラの導入までのロードマップを策定するために設けられた。プロジェクトのメンバーは、産業界からダイムラーやセインズベリーズなど、自動車、エネルギー、インフラ、小売部門の12社、イギリス政府から運輸省、エネルギー・気候変動省、ビジネス・イノベーション・技能省の3省。欧州委員会等による燃料電池・水素共同事業(FCH JU)も参加している。プロジェクト第1フェーズで各種調査・分析とロードマップ作成を実施、2013年3月開始の第2フェーズでは、事業具体化と障害克服への検討を行う。【イギリスエネルギー・気候変動省】
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