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【EU】2013.02.21 発表

EU 侵略的外来種による健康、環境への危険性増加を指摘

 欧州環境庁は、2つの報告書「ヨーロッパにおける侵略的外来種の影響」と「ヨーロッパにおける侵略的外来種の指標」を公表し、侵略的外来種がこれまでの予想よりもはるかに危険であり、生物多様性、生態系サービス、人間の健康に悪影響を及ぼすことを指摘した。報告書では、ヨーロッパでは、現在、1万種以上の外来種が生息しており、その数はますます増加していることを示している。これらの種の少なくとも15%は、侵略的外来種であり、環境や経済に悪影響をもたらすという。外来種は、造園や農業、漁業、狩猟、またはペットとして持ち込まれる他、内陸航行、国際貿易、国際観光など、意図しない持ち込みも発生している。報告書では、気候変動による、外来種の拡散の影響について解説されており、生態系の侵略は、生活空間の損失や断片化、気候変動と同様、生物多様性の損失の重要な要因となっていることを警告している。国際自然保護連合(IUCN)によってレッドリストに掲載されているヨーロッパに生息する395種の絶滅危機種のうち、110種が、外来種を要因にして危機に晒されていることが判明している。EUの2020年多様性戦略では、この問題に対処する政策目標を掲げている。【欧州環境庁】

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