【その他】2012.11.20 発表
国際エネルギー機関(IEA)の分析官チームが、パリの革新的電気自動車シェアリングシステム、「オートリブ」(Autolib)の事務所を訪れ、システムの電気自動車に試乗した。IEAのチームは、オートリブシステムは、二酸化炭素など排気ガスを出さない電気自動車の利用を都市部で推進し、「自動車を『所有すること』から『使用すること』へと利用者の発想の転換を図る、革新的な実験である」と報告した。
2011年12月にパリで始まったオートリブは、現在1740台の4人乗り電気自動車と700カ所の充電施設を所有、今後も規模を拡大する予定だという。登録者は4万2000人以上で、その内10%は旅行者である。利用料は、30分当たり4~7ユーロ、数分で済む簡単な手続きで利用でき、指定駐車場があるので、駐車場を探す手間も不要である。これまでにパリ周辺で約64万6000回の利用があり、ガソリン車であれば排出した二酸化炭素730トン以上が削減できたという。IEAは電気自動車イニシャティブ(EVI)の下、2020年までに世界で電気自動車2000万台を普及させることを目指している。【国際エネルギー機関(IEA)】
http://www.iea.org/newsroomandevents/news/2012/november/name,33604,en.html
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