【ドイツ】2011.06.22 発表
ドイツ連邦環境庁は、容器包装市場研究協会に委託した報告書「2009年ワンウェイ容器・リターナブル容器飲料の消費」を発表した。報告書によると、2009年、飲料容器におけるリターナブル容器や環境配慮型ワンウェイ容器の割合はさらに減少して51.8%となり、2005年に制定された第5次容器包装廃棄物令で定められたリターナブル容器と環境配慮型ワンウェイ容器の指標値80%を大幅に下回る結果となった。
2009年は、318億リットル分の飲料が消費され、そのうちガラス製リターナブル容器は3分の1(34.2%)であった。飲料の15%がプラスチック製リターナブル容器で販売され、2.6%が環境配慮型ワンウェイ容器で販売された。残りは、プラスチック製ワンウェイ容器(46.3%)、ガラス製ワンウェイ容器と缶で、プラスチック製ワンウェイ容器が大部分を占める結果となった。飲料ごとでは、ビールは88.5%がガラス製リターナブル容器となるよい傾向を示したものの、リターナブル容器と環境配慮型容器の割合は、水では43.8%、清涼飲料では38.4%となっている。2004年以降、リターナブル容器と環境配慮型容器の割合は継続的に減少しており、連邦政府は、ワンウェイ容器とリターナブル容器を明確に区別するためのラべリングの義務付けを目指している。【ドイツ連邦環境庁】
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