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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2010.10.22 発表

英国の南極局、オーロラを発生させる大気作用観測のため、フォークランド諸島にレーダーを設置

 レスター大学とイギリス南極観測局(BAS)の科学者らは、「南極光」を生む高層大気の作用を観測するために、フォークランド諸島にレーダーを設置した。同大学は、北極地域の大気作用観測のためにすでにアイスランドとフィンランドでレーダーを運用しており、今回、BASと連携して南極地域で同じ観測を行う。このレーダー基地は50フィート径のアンテナ16基で構成され、電離圏の荷電粒子でレーダー電波を反射させることができる。新設のレーダー基地は22のレーダー基地によるオーロラレーダーネットワーク(SuperDARN)に加わり、高層大気の観測を行って気象との関連性や「太陽風」が環境に与える影響の理解に役立てられるという。太陽風の粒子は、地球に運ばれると磁場の影響で両極地方に集まり、それが大気中の粒子と衝突してオーロラが発生する。研究者は、「地球はエネルギーの大半を太陽から受け取っているが、大気の動態にとってどれほど太陽風が重要かは不明である。今後、気候の研究において、気候学者らは太陽風の影響因子を測定や計算に織り込めるようになる必要がある」と話している。【イギリス自然環境研究会議(NERC)】

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