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【その他】2010.09.21 発表

国連総会、生物多様性の損失を食い止めるための行動を促進

 生物多様性の減少に歯止めがかからず、ミレニアム開発目標の達成を阻んでいることを受け、2010年9月22日、国連総会のハイレベル会合で、世界中の生物種と生態系の保全対策を加速する戦略が検討される。このハイレベル会合では、各国政府が、最新の科学に基づいて、生物多様性の現状と傾向、人間社会の発展と安全保障に与えるリスクを把握し、そのリスク低減のための戦略・施策を検討するという。
 人間活動により生物種が絶滅する速度は、自然界の100倍にも上り、1997~2006年の間に野生の脊椎動物の約3分の1が、また過去1世紀ではマングローブの35%、森林の40%、湿地の50%が失われたといわれている。気候変動も加わり、今後も種の生息数及び分布の変化が続けば、人間社会に深刻な結果を及ぼすとともに、生態系サービスの機能も限界に近づくという。
 来月、名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、2020年目標及び2050年ビジョンを含めた、2011‐2020年の新戦略計画が決議される予定であるが、生物多様性条約(CBD)のジョグラフ事務局長は、生物多様性減少という危機を乗り越えるには、全ての利害関係者の参加の下、あらゆるレベルでの連携した取組みが必要、と話している。【生物多様性条約事務局(CBD)】

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