第15回気候変動枠組み条約締約国会議（COP15）の前夜、12月6日、アメリカのミュージシャン、ボブ・ディランらによるDVDがリリースされる。このDVDは、国連環境計画（UNEP）との連携によるもので、ボブ・ディランが「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」をライブでレコーディングした貴重な映像や、写真、イラスト付きのコメントなどが盛り込まれている。地球規模の問題はジグソーパズルのピースのようにバラバラだが、この曲ではそれをまとめ、こうした問題の原因や影響が全てつながっていることを理解しなければ、問題の解決は難しいことが示されている。
　DVDには、作家のロイド・ティンバーレークによるスペシャル・エッセーも添えられており、地球温暖化交渉が直面している先進国と途上国のジレンマがテーマとして取り上げられている。
　DVDの発表は、コペンハーゲンのハード・レイン・エキシビションで行われ、「A Hard Rain’s A-Gonna Fall」はCOP15の“非公式”サウンドトラックとなる模様。【UNEP】