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[海外エコニュース一覧]

【国連】2009.08.19 発表

ケニア 76億本の植樹を約束

 ケニアの地域コミュニティで、失われた森林を取り戻そうと、今後20年間で76億本の木を植えようという計画が持ち上がっている。
 ケニア森林省によれば、現在、ケニアの森林面積は国土の2%以下にまで落ち込んでいる。生態系を健全な状況に戻すためには、少なくとも10%にする必要があるが、程遠い状況。ケニア最大のマウ森林では、40万ヘクタールのうち、4分の1が失われ、周辺の農家も影響を感じている。
 首都ナイロビでは、電気や水が配給制になる事態に陥っているが、国連環境計画(UNEP)によると、森林面積を増やすことで、こうした事態も少なくできるという。解決策の一つは、主要な河川の水源となっている、5か所の集水域「ウォーター・タワー」を回復させること。ケニアの人々にとって、容易なことではないが、国や市民の間では、活動への意欲が高まりつつある。
 なお、ケニアの環境大臣による76億本の植樹の呼び掛けは、マウ森林の植樹のために、メッセージと10ケニアシリング(約13セント)のお金を送ろうという大規模なキャンペーンと併せて行われている。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ氏もケニアの湿原や森林、公園を保全する重要性を強調し、人々の意識を高めている。【UNEP】

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