【国連】2009.07.09 発表
イタリアのラクイラで開催されていたG8首脳会議は、7月8日、環境問題などに関する首脳宣言を採択。世界気温の上昇を、2020年までに、産業革命前のレベルから、2℃以内に抑制すべきだとした。また、温室効果ガスの長期的な削減目標として、世界全体で50%、工業国で80%の削減を目指すことに合意した。
気温の上昇幅を2℃以内に抑制するという目標は、G8諸国にとって画期的なもの。EUとEU加盟国はこの目標に1996年に合意していたが、アメリカ、ロシア、日本及びカナダがこの目標を受け入れたのは初めてである。
国連のパンギムン事務総長は、この宣言を歓迎しつつ、12月のコペンハーゲン会議での効果的な合意には、まだ十分でないと述べた。事務総長は、特に先進国に対し、2020年までに1990年レベルから25~40%削減することを約束して、模範を示すよう求めている。
また、G8首脳は、7月12日、中国やインド、ブラジルなどの主要途上国の首脳と会合を持つ。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=593&ArticleID=6245&l=en&t=long
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