【国連】2009.04.09 発表
西アフリカのアフリカゾウの保護を目指す協定の締約国が参加し、第1回目の会合が、ガーナのアクラで、3月30~31日に開催された。この協定(覚書)は、ボン条約に基づくもの。
西アフリカでは、ゾウの個体数は依然、少ないままで、生息地の減少と違法な殺傷によって、絶滅危惧種のゾウの未来が危ぶまれている。西アフリカのゾウの生息地は90%が破壊され、人間の居住地の拡大、鉄道や道路による生息地の分断が懸念されている。
今回の会合には、ナイジェリア、セネガル等13カ国の代表や、国際的な保護団体が出席。2009~2001年の3年間の作業計画が採択され、ボン条約事務局は、その実施に3万ユーロを拠出することを表明した。
また、引き続いて、ボン条約とワシントン条約の代表者によるゾウ違法殺傷モニタリング(MIKE)プログラムの共同会議が行われた。会議では、各国政府が、国境地域で共同で実施できるプロジェクトの開発などについて話し合った。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=579&ArticleID=6123&l=en&t=long
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