家電リサイクル法が施行されて、対象家電製品(冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機)を処分する際には、消費者がリサイクル費用などを負担する義務が生じるようになりました。
電気冷蔵庫の場合、ごみ削減や省資源・省エネルギーという以外に、冷媒として使われているフロン類の処理が大きな課題となっています。
私たちにも、使い終わった後の処分に責任を持つことが求められます。
電気冷蔵庫の冷媒として使われてきたフロン(CFC)は、オゾン層破壊の原因物質として、先進国では1995年末に生産全廃となっています。しかし、それ以前に作られた古い機種にはフロンが入っていますので、回収・破壊が必要となります。
一方、フロンのかわりに使われるようになった代替フロン(HCFCやHFCなど)にもオゾンを破壊するものがあります。
また、フロン・代替フロンとも地球温暖化への影響は大きく、二酸化炭素の数百~1万倍以上にもなります。
冷蔵庫1台に冷媒として封入されている代替フロン約140gの地球温暖化能力は、二酸化炭素に換算すると約180kg分にもなります(*1)。
欧州では、フロンも代替フロンも使わない、炭化水素系の冷媒を使った冷蔵庫が環境配慮製品として販売されています。日本でも、ノンフロン製品の開発・発売が発表されています。
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