メインコンテンツ ここから

「生活密着型のカーボンオフセットを!」バックナンバー

0012009.11.24UPCO2を出さない工夫と、どうしても出てしまうCO2のこと

カーボンオフセットって?

 最近、「カーボン○○」って言葉、増えていると思いません?
 「カーボンフットプリント」や「カーボンニュートラル」、「カーボンオフセット」などなど…。
 地球温暖化を防ぐための新しい概念として浸透してきている言葉です。
 小難しい話と思って敬遠していたりしませんか。

 その中のひとつ、「カーボンオフセット」とは、生活や産業活動などで排出する二酸化炭素をトータルで減らすための仕組みのひとつ。
 自分の出しているCO2の量を知り、それを削減するための取り組みを行って、それでも出してしまうCO2を別の形でオフセット(相殺)するわけです。

 詳しくは追々説明していくことになりますが、まずは自らのCO2排出量を知ることから始まります。排出量を簡単に診断できる便利なツールもありますので、いくつかご紹介します。
 ぜひ一度、CO2排出量を算出してみてください。

先人の知恵

 さて、CO2を減らすには、まずはCO2を出さない工夫が必要です。
 昔からの知恵で、五感を使って体感温度を上げ下げする、というのはいいですね。

 例えば、夏。
 風鈴がチリンチリンと鳴るだけで清涼感が増しませんか?

 戸建てだったら自分の家から両隣の前に打ち水をすると、ぐっと涼しさが増すとともに、ご近所付き合いも円滑になりますね。

夏の夜の怪談

 夏の夜の怪談なんていうのも、私が子どもの頃には流行っていました。
 何人か集まって、1人話し終わるごとにローソクを1本消していくと、だんだん背筋がスーッと冷えてくるから不思議なものです。

 これからの寒い季節は、部屋全体を暖める暖房ではなく、湯たんぽや火鉢など、部分を暖めるモノで暖をとるのも効果的。
 ひんやりした部屋の中で、お布団の中に湯たんぽの温もり…幸せ感じません?

 五感といえば、湿度で体感温度ってずいぶん変わるんですよね。
 暑ければ除湿する、さむければ加湿する。
 湿度が10%上がると体感温度が1度あがるんだとか。

ちりも積もれば

エコロジーバック

マイバック

鍋を火にかける

 スーパーの買い物では、フードマイレージも考えて国産品、できれば地域産物を。
 関係なさそうですが、店頭に並ぶまでの輸送時に排出されるCO2が減ります。
 もちろんマイバックを持てる時は持参して。

 お料理するときは、鍋の外側の水滴を拭いてから火にかける。
 ガスの火力は鍋底以上大きくしない。調理時間がよけいにかかることもなく、ガスの使用料金は節約できます。

 家計簿で光熱費をつけるのも、ひとつの「見える化」ですね。
 減っていく出費に結構ハマるかも?
 旅行前にはテレビや家電の待機電源をコンセントから切る。
 最近の家電品は自動的に日時調整されるものもあります。

 これからの季節は、バスや電車を、歩きや自転車にするのもいいですね。
 出張や旅行は、飛行機や自家用車より、電車を選んでみる。
 こんな工夫も国中で取り組んだら「ちりも積もれば山となる」です。

どうしても出てしまうCO2は?

 気をつけて暮らしていても、私たちはパソコンを使って仕事をしたり、一歩外に出れば移動に車を使ったりと、思いのほかCO2を出してしまいます。

 どうしても出てしまうんだったら、そのCO2は何らかの方法で埋め合わせできたらいいのにな、なんて思う気持ちに、今後「カーボンオフセット」の具体的な取り組みを紹介していきたいと思います。

 大好きな人が暮らしてる家を居心地よくしよう。
 住みよい文化的な街で暮らせたらいいな。
 もっともな話ですが、大好きな人達だけでなく、一緒に地球という空間にいる植物から動物まで、みんなの生活が今後も無事に続いていきますように!

このレポートは役に立ちましたか?→

役に立った

役に立った:35

このレポートへの感想

とても良いレポートでした。空気に関心が持てました。
(2021.02.17)

   
わかりやすいです

(2021.01.19)

とっても参考になりました
(2014.03.10)

全ての感想を表示

感想コメントはこちらから

前のページへ戻る