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エコナビゲータープロフィール


永田 明 さん

エコナビゲーターからのご挨拶

 こんにちは。国連大学客員リサーチフェローの永田です。皆さんは「世界農業遺産」って聞いたことがありますか?
 国連食糧農業機関(FAO)が世界的に重要な伝統的な農業・農法などを認定し、次の世代に伝える取組ですが、もともと開発途上国を対象にしていたために、先進国の日本ではほとんど知られていませんでした。そこで、日本にもすばらしい伝統農業があることを研究していた国連大学は、FAOや日本の関係者に、世界農業遺産の認定を提案しました。今では、世界で62地域ある世界農業遺産のうちの11地域が日本にあります。
 これから、皆さんを世界農業遺産の世界にご案内したいと思います


執筆エコレポ

プロフィール

 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)で、世界農業遺産(GIAHS)に関する研究をはじめ、開発途上国の若手農業研究者の研修事業、東南アジアの海岸林保全研究、持続的森林再生保全研究などのコーディネーターを担当していました。今は、同研究所のいしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットにおかれている「東アジア農業遺産学会(ERAHS)日本事務局」のアドバイザーを務めています。
 もともと農林水産省の職員で、1979年に入省し、インドネシア農業省アドバイザー、岡山市農林部長、農林水産省農林水産技術会議事務局技術情報室長、農村振興局資源課長、同農村環境課長などを務めた後、2011年に国連大学に派遣されました。
 世界農業遺産に関しては、2011年6月、中国の北京で開催された世界農業遺産国際フォーラムに日本から初めて出席しました。その後、日本の世界農業遺産、日本農業遺産の認定申請などのお手伝いしてきました。日本だけでなく、韓国、中国、インドネシアなど海外の農業遺産の認定申請にも協力しています。「農業遺産の伝道師」を目指し、国内外での農業遺産に関する講演等はすでに100回を超えています。
 また、日本、中国、韓国の世界農業遺産に関する協力を企画し、東アジア農業遺産学会(East Asia Research Association for Agricultural Heritage Systems: ERAHS)の設立に貢献しました。現在は、東アジア農業遺産学会の日本事務局のアドバイザーとして、日中韓の橋渡しを担当しています。

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