【国際機関】2026.06.18 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、「世界水素概況2026」(Global Hydrogen Review)を発表した。
報告書は、エネルギー安全保障の観点から水素選択の機運は高まったが、高コスト・不透明な需要・複雑な規制・インフラ未整備などが障害と指摘する。
需要は 2025年に 1億トンを超えたが、低炭素水素の生産量はわずか 100万トン。
発表済み事業は遅延・取消しが続き前年比 4分の1の減少、2030年までの最終投資決定又は操業見込み事業は前年の 1,000万トンから 600万トンに減少など、投資は伸び悩んだ。
中国が牽引する電解槽水素の伸びは鈍化し投資決定は初の減少をみた。
欧州は政策整備の遅れが投資を抑制し、北米・インド・日本も進捗するが政策整備等不確実である。
初期段階のアフリカは、2030年までの発表済み操業予定事業34件すべて投資未決定である。
報告書は特に、2026年2月の米・イスラエルのイラン攻撃は水素サプライチェーンの中東集中を露呈したとして、サプライチェーンの多様化を求めている。
【国際エネルギー機関】
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