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【EU】2025.12.10 発表

欧州環境庁、EU気候・環境政策の2030年目標達成が危ういと報告

欧州環境庁(EEA)は、第8次環境行動プログラム(EAP、2022~2030年)の評価報告書を発表し、目標達成が危ういと警告した。
以下の分野について、温室効果ガス排出量、経済的損失、早期死亡、エネルギー消費量など28指標の達成度を評価した。

1.気候変動緩和対策
2.気候変動適応対策
3.再生循環経済の確立
4.汚染ゼロ・有害物質のない環境
5.生物多様性・生態系の保全
6.生産・消費の環境・気候への影響削減
7.可能にする条件
8.地球の限界内のよい生活

その結果、以下の6指標以外は目標達成の軌道上になかった。
1.大気汚染による早期死亡
2.環境財・サービスの成長
3.環境部門の雇用
4.エコ革新
5.温室効果ガス排出量
6.環境債比

以下の3指標は2024年評価に比べ悪化した。
1.環境保全支出
2.税収中の環境税比
3.気候関連経済損失

環境支出の伸悩み、環境税の継続的な減少、極端気象の頻発、生産・消費の環境影響、可能にする条件の弱体化などが要因である。近年の政策強化の効果が今後現れるとしても、目標達成の可能性は急速に低下している。

【欧州環境庁】

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