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【研究機関】2025.10.15 発表

世界気象機関、2024年の大気中CO2濃度は上昇幅も観測値も過去最高と報告

世界気象機関(WMO)は、「温室効果ガス年報」第21号を発表した。
これによると、CO2、メタン(CH4)及び亜酸化窒素(N2O)の2024年の大気中濃度は、2023年の過去最高記録を塗り替えた。
これらは、放射強制力への寄与度が高い長寿命の温室効果ガス(GHG)である。

各濃度は、CO2が423.9ppm(産業革命前の152%)、CH4が1,942ppb(同266%)、N2Oが338.0ppb(同125%)となっている。

特にCO2濃度は、前年からの上昇幅(3.5ppm)も過去最高を記録した。
2024年は強いエルニーニョ現象の影響で史上最も暑い年であったため、人為的な排出に加え、山火事による排出や「炭素吸収源」の吸収量の減少がこの記録的な濃度上昇に大きく影響したと考えられる。

年報の要点は次のとおり。
・CO2は、今後何世紀にもわたって気候に影響を与える。
・森や海などの炭素吸収量の減少に対する懸念が増している。
・気温の上昇で異常気象が激化する。
・気候変動対策につなげるために監視の強化が不可欠である。

【世界気象機関】

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