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【研究機関】2025.09.16 発表

世界気象機関、2024年のオゾン層の状況を示し回復は確実と報告

世界気象機関(WMO)は、「第3次オゾン・紫外線年報」を発表した。
それによると、2024年にオゾンホールは前年までより縮小し、オゾン層は回復の途上にある。
2024年の成層圏オゾン全量は、地球の広範な部分で前年までより多く、毎年春に現れる南極のオゾンホールの深まりは、1990~2020年平均を下回った。

オゾン欠損量(破壊量)の最大値は、2024年9月29日に観測され、2020~2023年の値より小さかった。
ただ、2020~2023年は、比較的オゾンホールの大きい年であった。
生成スピードも比較的ゆっくりで、オゾン層破壊は9月いっぱい観測された。
最大値に達した後は、比較的急速に回復した。

年報は、発生拡大の遅延は、南極オゾンホールの回復が確実に始まったことを示すとしている。
また、2024年にオゾン層破壊が低水準であったのは、自然的な要因も寄与しているが、回復傾向は長期的で、国際的な協調取組の成果とする。

オゾン層は、21世紀半ばまでに1980年(オゾンホールの出現前)の水準まで回復すると予測される。

【世界気象機関】

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