【国連】2025.04.16 発表
国連食糧農業機関(FAO)は、中国が「違法な漁業、報告されていない漁業及び規制されていない漁業(IUU漁業)を防止し、抑止し、及び排除するための寄港国の措置に関する協定」(違法漁業防止寄港国措置協定:PSMA)の108番目の加盟国になったと報じた。
最重要の漁業国の一つである同国の決定は協定の実施において重要な進展だという。
PSMAは合法的で規制・報告された漁獲物のみの水揚げ・取引を保証することで持続可能な漁業を支援。
IUU漁業が疑われる外国船の入港・港の使用を締約国が拒否できるようにし、IUU漁業による漁獲物の流通を防ぐ。
FAOによると、中国は海洋捕獲漁業における水産動物の世界最大の生産国で、2023年の生産量は世界全体の約15%。
中国の漁船団は推定50万隻超、うち34万2,000隻は電動漁船である。
中国に先立ち、2025年3月にウクライナとサウジアラビアがPSMAの締約国となった。
他の国々も加盟を進めている。第5回締約国会合は本年4月21~25日にエクアドルのマンタで開催予定。
【国連食糧農業機関】
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