【国際機関】2025.01.16 発表
世界経済フォーラム(WEF)は、ネイチャーポジティブ(自然再興)な未来への世界的転換を加速させることを目指す一連の報告書を発表した。
これによると、フォーチュン500企業の 78% が気候変動に関する目標を定めているが、生物多様性損失を阻止・反転させる目標を定めているのはわずか 12%。世界で最も人口の多い 500都市 のうち、自然の持続可能な管理・保護戦略を策定しているのはわずか 37% で、都市の自然への支出は 2018~2023年 に減少している。
企業行動の活発化にも関わらず、自然・気候課題への取組は地球の健全性を回復するには未だ不十分である。
報告書は都市部と重要4産業(洋上風力、鉱業・金属、港湾、自動車)の自然への重大な依存と影響に焦点を当て、企業リーダーが各業界で斬新な変化を推進するための実行可能な部門別戦略を提示。
また、世界の4産業全体 で 1兆4,000億ドル(中国の自動車産業は 1,600億ドル)のネイチャーポジティブな機会があると確認し、新たな資金調達モデルの構築とシステム変革が急務と強調している。
【世界経済フォーラム】
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