環境省は、「（仮称）千葉県銚子市沖における洋上風力発電事業　環境影響評価準備書」（千葉銚子オフショアウィンド合同会社）に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

この事業は、千葉県銚子市沖において、総発電出力 403,000kW（単機出力 13,000kW×31基）の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では、
[1]洋上風力発電事業の環境影響に係る科学的知見の蓄積を含め、環境影響を適切に把握できるよう、事後調査及び環境監視に係る具体的な計画を策定し、評価書に記載した上で適切に実施すること。また、必要に応じて追加的な環境保全措置を適切に講じるとともに検討の過程、内容、効果及び不確実性の程度について報告書として取りまとめ公表すること
[2]対象事業実施区域及びその周辺に飛来する多くの海鳥等の鳥類について、衝突の影響を把握できるよう最新の知見や専門家等の助言を踏まえ、カメラ等を活用した事後調査を検討し適切に実施すること
[3]対象事業実施区域及びその周辺の海生生物について、風力発電設備の工事及び稼働による水中音の影響を回避又は低減する観点から事後調査等について検討し適切に実施すること
等を求めている。


【環境省】