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【国際機関】2024.11.18 発表

国際エネルギー機関、クリーンエネルギー拡大に向け重要鉱物リサイクル促進の必要性を強調

国際エネルギー機関(IEA)は、クリーンエネルギー技術に欠かせない重要鉱物のリサイクルの現状、今後の予想、政策課題等を示した報告書を公表した。

IEAの分析では、
・新規鉱山への投資は依然として不可欠だが、新規鉱山開発の必要性がリサイクル拡大により、2050年までに銅とコバルトは40%、リチウムとニッケルは25%減少。
・現在、政策意欲は高まっているが、リサイクル原料の使用が原料消費の増加に追い付いていない。
・2030年以降、寿命を迎えるEVが増え、利用できる原料が増加するため、適切な政策的インセンティブを実施すれば、世界中でリサイクル拡大の大きな可能性がある。リサイクルされたバッテリーの金属市場はすでに10年足らずで11倍に拡大。
・リサイクル拡大は、輸入依存の軽減等によりエネルギー安全保障を強化。また新規採掘に比べリサイクルはGHG排出量が平均で80%少なく、環境・社会影響も軽減。

報告書ではまた、重要鉱物のリサイクル拡大に向けた一連の重要政策措置(明確な目標、長期的ロードマップ等)を示した。

【国際エネルギー機関】

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