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【国際機関】2023.05.22 発表

国連食糧農業機関、日本の琵琶湖システムなどに世界農業遺産の認定証を授与

国連食糧農業機関(FAO)は、2023年5月22日に世界農業遺産(GIAHS)の認定証授与式を行った。前回2018年の授与式以降2023年5月までに認定された12ヶ国24件の農林水産業システムに認定証が授与された。2022年に認定された日本の「森・里・湖(うみ)に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」と「(山梨県)峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」にも今回授与された。ほかにも中国の石垣段畑や茶文化、森林とキノコ栽培、メキシコやエクアドルの先住民による伝統農業、韓国の竹林農業、タイの水牛牧畜、スペインのオリーブ古代樹農業など特色ある農業生態系が並ぶ。屈冬玉(チュー・ドンユィ)FAO事務局長は、認定を終点とせず、責任をもって一段の取組をと要請した。
GIAHSは、地域住民が生態系と産業・生計との調和を図りながら維持してきた農林水産業システムを擁し重要な生物多様性、伝統的知識、文化、景観を含む地域を対象とする。2005年から2023年5月までに24ヶ国74システムが認定されている。
【国連食糧農業機関】

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