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【ドイツ】2026.08.20 発表

ドイツ、土壌における生物多様性を全国規模で把握するためのモニタリングコンセプトを策定

ドイツ連邦自然保護庁(BfN)は、土壌における生物多様性を全国規模で把握することを目的とした統一的なモニタリングを実施するためのコンセプトの策定を公表した。
これまで個別に行われてきたモニタリングを連携し、土壌生物の現状や変化を継続的に評価する基盤づくりにつなげるとしている。

土壌には多様な生物が生息し、土壌の健全性や生態系の機能を支えている。
一方、これまでの調査は方法や目的が異なり、データを全国規模で比較することが困難であった。
このため、国立生物多様性モニタリングセンターの専門家委員会が5年間にわたり、土壌動物学、微生物学、生態学の研究者やモニタリングの実務担当者、連邦・州当局の専門家らと協力し、コンセプトの策定に取り組んできた。

コンセプトでは、全国を対象とした基礎調査を実施し、調査地点や対象となる生物、調査方法、測定項目などを整備する。
その上で、既存の調査や研究の成果を連携し、土壌の生物多様性を評価するための基準値や指標の開発を行う。
最終的には、土壌の生態系全体を対象とし、その変化を長期的に追跡できるモニタリング体制の構築を目指している。

この取り組みは、ドイツ政府の国家生物多様性戦略2030とも関係する。
同戦略では、2050年までに土壌を良好な状態にすることを目標の一つとしており、今回のコンセプトは具体的な施策として位置付けられている。
また、欧州の土壌モニタリング法も、土壌の健全性を示す指標を定期的に収集し、EU域内で比較可能なデータ基盤を整備することを重視している。

【ドイツ連邦自然保護庁】

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