【国連】2026.07.15 発表
国連環境計画(UNEP)は、人工知能(AI)がメタン排出の検知に活用され、石油・ガス産業でメタン排出の実質的な削減が進んでいると報告した。
UNEP国際メタン排出観測所(IMEO)は、AIを活用したメタン警報・対応システム(MARS)を通じ、衛星観測データを解析して大規模なメタン排出を特定し、関係する国や企業に通知して対応を促している。
AIの活用によって従来手法に比べて12~15倍のデータを処理できるようになり、2024年の本格運用開始以降、解析した衛星観測は130万件超、排出対策につながった事例は世界で40件以上にのぼる。
対策が講じられるまでに合計約120万トンのメタンが排出されたと推定され、こうした対策の効果はガソリン乗用車約2,400万台の年間排出量を回避することに匹敵するという。
UNEPは、AIがメタン排出に関する膨大なデータを実際の排出削減につなげる橋渡し役になっているとし、科学的専門知識とAIを組み合わせることでメタン排出以外の幅広い環境課題にも迅速に対応できると説明している。
【国連環境計画】
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