【研究機関】2026.07.10 発表
世界気象機関(WMO)は、「砂塵嵐と闘う国際デー」に際し、「2026年風送ダスト年報」を発表した。
それによると、2025年の地表付近の世界年平均ダスト濃度は2024年と同等であったが、地域により大きな被害があった。
アフリカ北部と中東は、大型の砂塵嵐に立て続けに見舞われた。
中国は、2025年4月にモンゴルから砂塵嵐が襲来し、強度・面積・期間ともこの10年間で最悪であった。
アメリカ・メキシコ国境も例年にない頻度・強度・長期の砂塵嵐に覆われた。
毎年20億トンの砂塵が大気中に侵入し、遠距離を浮遊・拡散する。乾燥と不適切な土地管理、環境劣化が自然過程に拍車をかける。
発生はサハラ・ゴビ・アラビア砂漠など乾燥地帯に集中し、世界の150ヶ国の農業・交通・健康・生態系が影響を受ける。
2007年設立のWMO砂塵嵐警戒評価システムは、国際協力の強化により予報・警報の向上を目指す。
WMOはいっそうの取組強化を要請する。
年報は、モニタリングと警報の向上について、とくにAIと観測衛星の活用を検討した。
【世界気象機関】
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