【ドイツ】2026.07.02 発表
ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省(BMUKN)は、北海とバルト海に沈む弾薬の回収・処分を担う「連邦海洋弾薬回収専門センター(BK Meer)」が、ロストックで設立に向けた準備業務を開始したことを公表した。
センターは、学術界と産業界を結びつけるとともに、連邦政府および州政府の行政機関との連携拠点として機能する。
海洋環境保護と弾薬回収技術の開発を進めるほか、この分野の専門人材不足に対応するため、教育・人材育成にも取り組むとしている。
シュナイダー大臣は、BK Meerが科学・技術分野の知見を結集し、旧式弾薬の回収を着実に前進させるための重要な拠点になると述べるとともに、世界初となる洋上処分プラットフォームの建設を通じ、ドイツが国際的にも先駆的な役割を果たしていくとの考えを示した。
ドイツ領海には推計約160万トンの旧式弾薬が海底に残されており、腐食に伴う有害物質の流出により、海洋生態系への悪影響や人間の食物連鎖への流入が懸念されている。
ドイツ連邦政府は、北海・バルト海の旧式弾薬の回収・処分を目的とする緊急プログラムに1億ユーロを投入しており、2024~2025年のパイロット事業では、安全かつ環境に配慮した回収が可能であることが確認された一方、技術面や行政機関間の連携などに課題が残ることも明らかとなった。
センターはこれらの課題改善を主導するとともに、世界初となる洋上処分プラットフォームの運用を支援する役割を担う。
同プラットフォームは現在調達手続きが進められており、2028年末の稼働開始が予定されている。
【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】
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