【アメリカ】2026.07.09 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、重量車用エンジンの排出規制に関する見直しや、尿素SCRシステム(注1)の不具合発生時の対応に関する要件の変更などを盛り込んだ改正案を公表した。
最終決定されれば、トラック運送事業者にとって120億ドルのコスト削減が見込まれるという。
改正案の柱
1)2027年モデル以降の重量車用エンジンの排出ガス規制に関する規則改正及び不適合時の措置
・規制上の耐用期間要件の適用延期
・排出ガス関連の保証期間の短縮(NOxの約90%削減を含む排出基準は維持)
・規制への適合に関する規定の明確化(規則上の誤りの修正や関連する試験手順の改正を含む)
・NCP(注2)の適用(NOx基準への適合に時間的猶予が必要な特定の重量車用エンジンについて認める)
2)SCR搭載エンジンの対応促進規定に関する改正
・新たに製造される道路用エンジン・車両及び非道路用エンジン・機械類(農業用を含む)について、SCR関連の不具合が発生した際にエンジンの出力制限や車両の速度制限を求める要件を廃止し、警告表示又は警告音による通知を求める要件に改める。
(注1)尿素水(DEF)を使用して選択的触媒還元(SCR)を行い、NOxを低減して排出ガスを浄化するための装置。
(注2)Nonconformance Penalty:政府への金銭的ペナルティの支払いを条件に販売継続を可能とするもので、基準適合までの間、供給の混乱を防ぎながら新技術への円滑な移行につなげるための措置。
【アメリカ環境保護庁】
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