【研究機関】2026.04.22 発表
世界気象機関(WMO)と国連食糧農業機関(FAO)は、極端な高温が農業と生態系にもたらすリスクを示す報告書を公表した。
高温の物理科学、農業への影響と予測、適応戦略、取りうる政策を含む。
・一般的な家畜は25℃を超えるとストレスを感じ始める。発汗で体を冷やすことのできない鶏や豚はさらに低い温度でストレスを感じる。
・魚類は、水温上昇によって溶存酸素量が低下すると高い呼吸数を維持しようとする余りに心不全になる。2025年には世界の海洋の90%超が1回以上海洋熱波を経験した。
・主要な農作物は30℃を超えると収量が減少し始める。ジャガイモや大麦の場合は、さらに低い温度で収量が減少する。
・南アジア、サハラ以南のアフリカ熱帯域、中南米では、暑すぎて農作業ができない日が年250日に増加する可能性がある。
・高温は直接的な影響のみでなく、水ストレス、突発的な干ばつ、森林火災、病害虫の蔓延など複合的な影響がある。
・新たな気候の現実に適応した品種改良や作物選択、作付け期間の調整、熱から作物や農家を守る管理手法、早期警報が重要。
【世界気象機関】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.