【EU】2026.03.31 発表
欧州委員会は、欧州・中東・北アフリカにおける2025年の林野火災の状況を報告した。
EUでは、25の加盟国で7,783件の林野火災が確認された。
火災面積を合計すると、2006年の記録開始以降で最大の107万9,538ヘクタール(概ねキプロスの面積に等しい)となり、2006~2024年の平均の約2倍に相当する。
EUの主なデータ
・年始から3ヶ月間の林野火災面積は10万ヘクタール以上
・8月最初の3週間の熱波を原因とするポルトガルとスペインの林野火災面積は、両国で46万585ヘクタール(EU全体の43%)
・自然保護地域のネットワーク「ナチュラ2000」内の林野火災面積は42万4,023ヘクタール(EU全体の約39%)
また、欧州、中東、北アフリカを合わせると、林野火災面積は224万2,195ヘクタールにのぼるという(注1)。
欧州委員会は、2025年の傾向として、火災シーズン入りの早期化、熱波の頻発・激甚化、より高緯度への火災の広がりを挙げる。
なお、すでに同委員会は、林野火災対策を強化する方針を明らかにしている(注2)。
(注1)EU域外の欧州で計109万2,095ヘクタール、中東と北アフリカで計7万562ヘクタールとなっている。
本報告のデータはすべて、欧州森林火災情報システム(EFFIS)の衛星解析に基づく。
(注2)欧州委員会は2026年3月25日、統合的な林野火災リスク管理に関する政策文書を公表した。同文書において、「予防」「備え」「対応」「復旧」を一連のサイクルと捉え、包括的で効果的なアプローチを促進するための具体的な取組を提示している。
【欧州委員会】
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