【イギリス】2025.10.07 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)によると、2024年7月のスターマー政権発足以降の1年間に洪水対策事業151件が完了した。
2万4,000世帯・事業所が洪水から守られる。
これら事業は洪水リスクのため開発不適であった土地の有効利用を進め、150万戸住宅建設計画にも寄与するという。
完了した事業には、イーストサセックス州ペバンジーの海岸防護、リンカンシャー州ソルトフリートからジブラルタルポイント間の海浜管理、エセックス州ジェイウィックの防潮壁などがある。
政府は2025年6月の歳出見直しで、2026/27年にスタートする3年間の洪水対策費42億ポンドを掲げた。
さらに、政権目玉のインフラ戦略の一環として、2026/27年から2035/36年までの10年間に洪水対策に79億ポンドを支出する。
2026年3月までに執行される26億5,000ポンドとあわせて支出額は105億ポンド以上となり、史上最大額の洪水対策となる。
イングランドでは600万の土地家屋が洪水リスクにさらされているという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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