【イギリス】2025.06.26 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、「動物の健康・福祉に係る道筋」イニシアティブの下、畜産農家への獣医の訪問診療に対する資金援助を拡大すると報じた。
畜産業における健康と収益性の向上を目指す。
同じ農場内で飼育する複数の家畜群の健康評価を受けられるようになり、畜産農家は家畜の健康に関してより包括的な理解が可能となる。
肉牛、乳牛、羊、豚の飼育者は全て、獣医に対し、全ての家畜の評価と共に、任意で資金供与による経過観察評価を行うよう申請できる。
訪問では牛ウイルス性下痢(BVD)や豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)等の疾患の観察・治療を支援できる。
獣医による訪問診療は2023年の開始以来、8,000件以上行われ、数十万頭の家畜に恩恵をもたらした。
95%以上の農家が獣医の助言に従って行動済み、または行動する予定と回答している。
助言の精力的な受容と実施は疾病への回復力強化、すなわち家畜の健康と食料安全保障の強化を促し、ひいては畜産農家の増収につながるという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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