【イギリス】2025.01.29 発表
イギリス政府は、洋上インフラの建設を加速するため、許認可プロセスを合理化すると発表した。
洋上風力発電プロジェクトが及ぼす海底への影響に対する補償として、新たな海洋保護区(MPA)の指定や既存のMPAの拡張が可能になり、指定や管理に係る費用は海洋再生基金で賄われることになる(費用負担はデベロッパー)。
これまで環境補償が不十分なために生じていたプロジェクトの遅延を防ぐことができると同時に、海洋環境の保護や、政府の海洋保護に向けた取組(2030年までに 30% 保護)にも寄与する。
今回の措置によって、最大 13件 の主要な洋上風力発電プロジェクトが始動する。
これらのプロジェクトの発電容量は合計で最大 16ギガワット と、国内すべてのガス火力発電所の昨年の発電量にほぼ等しく、何千もの良質な雇用が生まれるとともに、200億~300億ポンド規模の国産クリーン電力投資が促進される可能性があるという。
なお、先に政府は、洋上風力発電の促進と海洋生物の保護に向けて、水中騒音の低減を図るための措置も発表している。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
https://www.gov.uk/government/news/government-unleashes-offshore-wind-revolution
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