フランス政府は、輸送部門の脱炭素化策の一環として、トラックなど大型車両の EV車 への切り替えを支援する E-transプログラム を実施している。

輸送部門は温室効果ガスの最大の排出源であり、中でも大型車両の EV化 が遅れていることから、同プログラムはエネルギー証書（CEE）制度を利用し、主要輸送道路や市街地の脱炭素加速を図るもの。
1億3,020万ユーロの予算で、これまでに 674件 のプロジェクトを助成、トラック 2,162台、バス 369台 の EV化 を支援した。

このうち公募プロジェクトでは大型電気車両の取得、リース、改造の費用として、537件のプロジェクトに 1億1,020万ユーロ を割り当て、2,280台 の EV化 を実現した。
また予算の 2,000万ユーロを、特にコストが EV化 の障害となる中小企業のために確保し 137プロジェクト を支援した。

これらにより合わせて年間 約12万トン のCO2が削減されたという。
フランスはこれに加え大型車用の充電設備の拡充も進めている。

【フランス環境省】