【イギリス】2025.01.22 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、「計画・インフラ法案」において、インフラ整備を進める上での支障を取り除き、より広範囲に及ぶ自然再生を促進するための措置を盛り込むと発表した。
政府は、今議会の終わりまでに 150 の主要なインフラプロジェクトを決定するとしている。
今回の措置はこれを後押しするもので、生物種や自然生息地を回復させることにもつながるという。
同省によると、現在はデベロッパーが計画許可を得る前に環境悪影響を特定してこれに対する緩和策や補償を行う義務(通常はプロジェクトごと)があるが、余計なコストや時間がかかったり、自然にとってのメリットが最大となるような戦略的解決策を見出す機会が失われたりしている。
今回政府は、デベロッパーがより迅速かつ広範に環境義務を果たせるよう、自然再生基金を設立し、デベロッパーからの拠出金を集めて自然への戦略的な介入に充てるという。基金の運営側が適切な地理的規模で自然再生に取り組み、個々のデベロッパーでは実現できない環境成果を出すことになる。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】
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