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【ドイツ】2025.01.21 発表

ドイツ、南部水素回廊の開発に関する共同合意書に5か国が署名

ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)はローマで開催された南部水路回路第1回閣僚会議において、アルジェリア、イタリア、オーストリア、チェニジアの各国政府代表と南部水路回廊開発共同合意書に署名したことを公表した。
これにより南部水素回廊に関係する政治的支援が約束され、北アフリカとヨーロッパをつなぐ全長は 約3500~4000キロメートル の水素輸送パイプラインの完成を目指す。

ヨーロッパ域内の長さは 3250キロメートルの長さとされ、その 60〜70% は改修された天然ガスパイプラインを利用するとしており、年間最大 163 TWh の再生可能水素がヨーロッパに、55 TWhがドイツに輸送されることが予定されている。
今後は北アフリカにおける水素パイプライン構築の具体化が求められており、ドイツとアルジェリアで締結されている二国間水素パイプラインタスクフォースやアルジェリアとチュニジアにおける現地機関との密接な協力によって積極的に進められる。

ドイツ政府を代表して合意書に署名した連邦経済気候保護省のニメルマン事務次官は、「共同合意書により、北アフリカとヨーロッパを結ぶ新たな架け橋を強化していく。これにより北アフリカの再生可能エネルギーの莫大な可能性を活用し、ドイツにおける水素の普及を促進し、EUの気候目標を支援することができる。ドイツ企業は重要なパートナーとなり、アルジェリアとチュニジアの地域経済の多様化、未来に向けた発展、新たな雇用の創出を支援することができる。」と述べた。

【ドイツ連邦気候保護省】

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