【国際機関】2024.11.06 発表
国連環境計画(UNEP)、国連ハビタット、世界保健機関(WHO)は、エジプトのカイロで開かれた世界都市フォーラムで「アクティブモビリティのための汎アフリカ行動計画」(PAAPAM)を公表した。
これは、健康・環境・大気質・交通安全・社会的公正のため徒歩や自転車など原動機を用いない交通手段への投資推進を図る枠組で、アフリカ全域の利害関係者 1,300人以上 と協議して策定された。
アフリカでは 10億人以上 が毎日約1時間、徒歩や自転車で移動しているが、調査した道路の 74% は歩道がなく、92% は横断歩道がない。
アフリカは世界の自動車保有台数のわずか 3% だが、世界の交通事故死の 19% を占め、うち 33% は歩行者である。
行動計画では、次の3分野を重視。
・徒歩と自転車のための安全で利用しやすく快適な空間を創出
・歩行者と自転車利用者を擁護
・アクティブモビリティを政策や投資に組み込む
ガーナのアクラ大都市圏で徒歩や自転車のインフラを整備することで、10年間に 5,600人以上 の死者と 約4,100万トン の炭素排出を防げるという。
【国連環境計画】
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