ドイツ連邦経済気候保護省（BMWK）のハーベック大臣は、欧州の風力発電設備製造事業者および供給事業者の代表者と意見交換を行い、欧州における風力産業の成長と価値創造に向けた対策文書に合意したことを公表した。

対策文書では欧州における風力産業の強化と付加価値の維持と拡大、そして公平な競争の場の確保に貢献する対策として、風力発電設備の（サイバー）セキュリティの強化、公正な国際競争条件の確保、永久磁石などの重要な部品における依存の削減、生産増強を確実にする資金調達、競争の歪みが生じた場合の公的資金の見直しと必要に応じた調整に取り組んでいくことが挙げられている。
次回の会合は2025年 の初めに開催され、実施状況の報告が行われる。ハーベック大臣は、「風力産業が競争力を維持し、ドイツと欧州において付加価値を創造できるよう条件を改善し続けなければならない。対策の合意は重要な一歩となる。」と述べた。

【ドイツ連邦経済気候保護省】