【環境省】2024.10.15 発表
環境省は、令和6年9月2日~同年9月11日に「令和6年度西之島総合学術調査」を実施し、その調査結果概要を取りまとめ発表した。
西之島は小笠原諸島に位置する孤立性が高い海洋島であり、火山活動により極めて人為的影響の少ない自然環境が存在していたが、令和元年12月以降の火山活動により、生態系が維持されていた旧西之島の全てが溶岩若しくは火山灰に覆われ、新たな大地が形成された。
生物相がリセットされた状態となったことで、西之島は、原生状態の生態系がどのように遷移していくのかを確認することができる世界に類のない科学的価値を有している。
そこで、環境省としては、人為的な影響を可能な限り与えないように配慮しつつ、西之島における生態系の変化や噴火の過程等自然の遷移をモニタリングすることで、海洋島における原生状態の生態系の成り立ち(一次遷移)を解明することを目的として、総合学術調査を毎年実施している。
今回の調査では、山頂火口からおおむね 1.5km の範囲に噴火警報(火口周辺)が発令されており、上陸調査が困難であることから、無人航空機(UAV)や陸上探査機、無人艇等を活用した遠隔調査を実施した。
調査結果詳細はプレスリリース参照。
【環境省】
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