【アメリカ】2024.09.10 発表
アメリカ農務省(USDA)は、森林局が実施する「協働による林野火災リスク低減プログラム」において、14 の州と 18 の国有林が含まれる 21 の新規プロジェクトに 1億ドル を拠出すると発表した。
同プログラムは、国有林や原野に隣接して家屋などがある林野火災リスクの高い地域(WUI)において、部族や地域社会と協働しながら、間伐や火入れなどの対策を通じてリスクの低減や森林の健全化に取り組むものである。
現在、国内の家屋の 3軒 に 1軒 が WUI にあり、7万 の地域社会が危険にさらされているという。
森林局は 2022年、同リスクを低減するために可燃物への対処を強化し、地域社会やインフラ、自然資源の保護及び回復力の向上を目指した戦略を公表している。
同国西部の 21 の優先地域で取組が始まっており、2024年 は 4億ドル が充てられる。
今回の資金提供は、この戦略の取組を拡充するものであり、林野火災の危険がある土地の回復力を高め、専門の消防士への支援を手厚くすることを盛り込んだバイデン大統領の「アメリカへの投資」政策の一環である。
【アメリカ農務省】
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