【アメリカ】2024.09.05 発表
アメリカ農務省(USDA)は、アメリカ農村部のクリーンエネルギー移行を支援するため、73億ドル を支出すると発表した。
インフレ抑制法に基づく「アメリカ農村活性化プログラム」(New ERA)による総額 97億ドル の支出の第一弾で、16 の農村電力協同組合を対象に、発電施設・送配電網・管理ソフトの整備などクリーンエネルギーシステムの構築に補助及び融資を行う。
事業規模の 4分の1 が対象となり、事業実施により 290億ドル の経済効果が見込まれる。
発電量は 10GW 以上、蓄電容量は 1,892MWh 増加する。
また、温室効果ガス排出は、自動車 1,000万台 の年間排出量にあたる年 4,370万トン 減少する。
さらに、常勤職 4,500人、建設職 1万6,000人 の雇用が生まれ、農村住民の 5人に1人 が受益する。
事業主体の農村電力協同組合はニューディール政策の一環として設立され、過去 約1世紀 にわたって農村電力の供給を担ってきた。
New ERAを含む農村の電力インフラ整備のための支出は、ニューディール政策の農村電化法以来最大規模である。
【アメリカ農務省】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.