【ドイツ】2024.09.04 発表
ドイツ連邦内閣は、地熱エネルギー設備、特定のヒートポンプ、蓄熱設備の導入における認可手続きを迅速かつ簡素にする複数の法案を承認した。
ハーベック大臣は、
「ドイツではこれまで重視されてこなかった地熱エネルギーを、非官僚的な方法でエネルギー供給に活用していくことを保証する。これにより熱部門におけるエネルギー転換を迅速に進め、化石燃料への依存をさらに減らす。地熱エネルギーは気候に依存せず、一年中確実に利用できる無尽蔵のエネルギー源である。」
と述べた。
ドイツの熱生産における再生可能エネルギーの割合は 5分の1 以下であり、気候目標達成には熱供給における温室効果ガスの排出を大幅に削減することが求められている。
地熱エネルギーが重要な役割を果たすと考えられており、ドイツにおける熱利用の約 4分の1 が深層地熱システムを使用して生産できるとしている。
地熱エネルギーはヒートポンプと並び、今後、熱利用において最も重要なエネルギー源のひとつになると予想されており、効率的で気候に配慮した低排出の熱供給の確保が期待される。
【ドイツ連邦経済気候保護省】
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