ドイツ連邦環境庁（UBA）は、持続可能な消費のためのコンピテンスセンター（KNK）が持続可能な消費のための国家プログラム（NPNK）のための 20件 の指標を取りまとめ、ウェブサイトに公開したことを公表した。
指標は持続可能な消費のための国家計画（NPNK）のさらなる発展を支援することであり、横断的分野、住宅／家庭／建築物、移動、栄養、衣料、余暇／旅行の 6分野 のデータを対象にし、環境への影響や社会的側面を測るもの、さらに理解しやすく、伝えやすいものが選択された。

さらに持続可能な消費コンピテンスセンター（KNK）は、2021年 に更新された持続可能な消費のための国家プログラム（NPNK）にある 100件 以上の対策の実施状況を集め、報告書として公表した。

そこではフィードバックがあった対策のほぼ半数については、対策の実施が完了している、またはかなり進行していることが分かった。
一方で対策が実施されていないものについては、計画が進行しておらず、期限に関する目標が設定されていないことも示されている。
また、対策の約半数では、政治・行政システム内の問題（リソース不足や合意の欠如）など実施への障害の存在についても述べられている。

連邦環境庁は、これらの調査結果や指標を踏まえ、持続可能な消費のための国家プログラム（NPNK）を再度改正し、より効果的なプログラムに発展させるとしている。


【ドイツ連邦環境庁】