【EU】2024.08.19 発表
欧州連合統計局(Eurostat)は、EUのエネルギーに関するデータを公表し、2022年は太陽光による発電量が初めて無煙炭による発電量を上回ったことを報告した。
同年の発電量は太陽光が 21万249GWh、無煙炭が 20万5,693GWh であった。
現在も無煙炭を生産しているのはポーランドとチェコで、無煙炭を主要電源としているのはポーランドのみである。
なお、褐炭は 9つ の加盟国で発電に使用されており、2022年 の発電量は 24万1,572GWh だという。
同局によると、2022年 の無煙炭の輸入量については前年比で 15%増 となり、輸入依存率は過去最高の 74.4% を記録した。
最大の輸入相手国はロシア、次いでアメリカ、オーストラリアだが、輸入禁止措置によりロシアからの輸入量は前年比で 45% 減少している。
このほか同局は、速報値をもとに、2023年 の域内の石炭の生産量と消費量が過去最低水準になったことも報告した。
生産量は 2億7,400万トン(前年比 22%減)、消費量は 3億5,100万トン(同 23%減)だという。
【欧州連合統計局】
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