【アメリカ】2024.07.31 発表
アメリカエネルギー省(DOE)は、太陽光・風力などの再生可能エネルギーを利用して輸送・貯蔵の容易な炭素含有液体を製造する技術(RtL)の開発プロジェクト 14件 に総額 4,100万ドル を助成すると発表した。
この液体から持続可能な燃料や化学品を製造する。技術には、動的電気化学リアクターの設計、触媒開発と最適化、製造方法、モデリング、プロセス最適化などがあり、各プロジェクトはこれらに取り組む。
RtLには次のような効果がある。
・再エネ資源が輸送可能な形態となることで、系統接続していない再エネの利用が進む。
・再エネ資源のうちバイオ燃料は需要を満たせず、他の代替燃料は高価である。RtLで安価な再エネ資源が利用可能になる。
・再エネには出力変動問題があるが、変動に動的に呼応するリアクターと周辺機器を設計して対処する。
助成は、DOEのエネルギーイノベーション推進機関である米国エネルギー高等研究計画局(ARPA-E)のRtL促進プログラムGREENWELLSにより行われる。
【アメリカエネルギー省】
https://www.energy.gov/articles/doe-announces-41-million-technologies-expand-use-renewable-power
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