【アメリカ】2024.06.12 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)、農務省(USDA)、食品医薬品局(FDA)は、2030年までに食品ロス・廃棄物を半減するという国家目標達成に向け、「食品ロス・廃棄物削減と有機物リサイクルのための国家戦略」を公表した。循環型経済を促進すると共に、温室効果ガス(GHG)の排出削減、家庭や企業における節約、クリーンで健全な地域社会の構築を図る。
同国では、一般廃棄物の3分の1以上(年間約1億トン)が有機廃棄物で、その大半が食品である。また埋立地から大気中に放出されるメタン(強力で短寿命のGHG)の58%が食品廃棄物に起因するという。
同戦略では、次の4つの目標を設定。
・食品ロスの防止
・食品廃棄の防止
・すべての有機廃棄物のリサイクル率の引き上げ
・上記目標を奨励・促進する政策の支援
目標ごとにEPA、FDA、USDAが講じる対策も提示した。具体的にEPAは、国内の消費者教育と行動変容キャンペーンの策定・主導、画期的な食品廃棄物削減策の試行、助成金等を通じた有機物リサイクルのインフラ整備の支援等を行う。
【アメリカ環境保護庁】
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