【国連】2024.06.05 発表
国連環境計画(UNEP)は、サウジアラビアを主催国として「私たちの土地、私たちの未来。私たちは#再生の世代」をスローガンに「世界環境デー2024」を開催したと報告した。焦点となったのは劣化した土地の回復、砂漠化の防止、干ばつへの耐性の構築であり、同国リヤドでの高官級会合のほか、世界各地で政府、都市、市民、教育機関、企業などによる過去最高の3,600件超のイベントが行われた。
世界の土地の最大40%はすでに劣化し、人類の半分に直接の影響を与えている。また推定32億人が砂漠化の影響を受けており、2050年までに世界の人口の4分の3超が干ばつの影響を受けると予測されている。これら土地に関する問題への対策として、陸・海域の30%の保護地域化、劣化した生態系の30%の回復などを各国は約束しているが、世界環境デーではそれらの取組への支援を改めて結集した。
以下は世界環境デーで発表された約束の一部。
・モルジブで500万本を植樹
・アフリカの「グレートグリーンウォール」の進捗を追跡するツールを公開
・バングラデシュで樹木被覆率を陸域の25%に拡大
【国連環境計画】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.