【企業】2024.05.24 発表
アサヒ飲料株式会社は、「CO2を食べる自販機」で回収したCO2を活用した道路用材料を、前田道路株式会社と共同開発し、アサヒ飲料の研究施設内の道路に活用する実証実験を開始した。なお、自動販売機を通じて吸収した大気中のCO2をアスファルト舗装材料に用いるのは国内初の取組となる。
道路の舗装に使用されるアスファルト混合物は、石粉や砂などを所定の割合で配合しているが、今回開発した道路用材料には、石粉の代替品としてCO2吸収材を利用。一般的な石粉を使用した場合と比較して、道路面積1平方メートルあたり約0.9kgのCO2排出量を削減できた。
今回の実証実験では、CO2吸収材の道路用材料としての適用性や、それを利用したアスファルト混合物の仕様規定への適合性の確認と室内検証が終了したのをうけ、実道への適用に向けて施工性や耐久性等を評価を行う。
【アサヒ飲料株式会社】
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